ベビーハンドラー その6

こんにちは。
テアトルアカデミーで「ベビーハンドラー」をしています、赤ちゃんスタッフのMです。
ドラマ・映画・CM・雑誌・パッケージなどさまざまな撮影現場で、ママと赤ちゃんのサポートに努めています。

 

突然ですが、赤ちゃんの撮影で最も困難なシーンは何だと思われますか??
笑顔でしょうか?
泣き顔でしょうか?
寝顔でしょうか?

 

・・・答えは、寝顔です。

 

 

ベッドやお母さんの腕でスヤスヤ眠っている赤ちゃん、そんなシーンをドラマやCMでご覧になったことがあるかと思います。
気持ち良さそうに眠る姿は、まさに天使の寝顔!
大人たちはとても癒されます。

 

ただし、そこにたどりつくまでがとっても大変なんです。。
制作スタッフがたくさんいたり、撮影時間が限られていたり、初めての場所に緊張していたり、遊びたかったり、暑かったり、、、
赤ちゃんはそう簡単には寝てくれません。

 

よりスムーズな撮影にするために、もちろん保護者の方にもご協力いただきます。

 

前日は早く寝て、朝は早起きする。

撮影前まではたくさん遊んで疲れさせる。

ミルクをたっぷり飲む。

そこでうまいことグズり出してくれたら成功です!

 

体がぬくぬくしてきて、目がとろーんとしてきて、腕や足がだらーんとしてきます。
焦りは禁物です、全身の力が完全に抜けたことを確認してから撮影位置へと動かします。

 

 

ここで最大の難所、“背中スイッチ”です。
それまでぐっすり寝ていたのに、ベッドに背中が着いたとたん、目がパチっ!ということ、ありますよね。。

 

なるべくカメラ周りのスタッフさんには外してもらい、

できるかぎり照明も落としておいてもらい、

ベッドも人肌に温めてもらい、

細心の注意を払ってもらいます。
現場が最高の緊張感に包まれます。。

 

流れる汗もぬぐえないまま、赤ちゃんをそっと降ろす両腕に全神経を集中させます。

 

ベッドにおけた!成功!!

 

でもここでも焦りません。

数秒待ってから布団をかけて、髪型を整えて、顔の向きやポーズを整えます。
スタッフさんに戻ってきてもらい、照明を徐々に明るくして、キャストさんも入ります。

 

撮影が始まれば無事に役目は終了なのですが、「いくつかパターンが欲しい」と言われることもあります。

エキストラカットといって本編にはない余剰バージョンとして撮る場合です。

(webムービーやメイキングなどに使われることがあります。)

 

 

カメラの位置を変える場合もありますが、顔の向きを変えたり、手のポーズを変えたりすることがあります。
樽に短剣を刺して失敗したら黒ひげ海賊が飛び出るような、、あの緊張感に似ています。。

 

睡眠は生理現象であり、大人の都合でコントロールするのは本当に難しいことです。
赤ちゃんモデルたちとお父さんお母さんの多大なるご協力あっての大変貴重な撮影シーンです。
撮影現場はいつも緊迫していますが、完成したオンエア映像を見るとやっぱり癒されます。

 

 

 

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